特撮ヒーロー

今日は特撮ヒーロー「レインボーマン」について語ろうと思う。
インドの山奥で変なじいさん(たぶん仙人)に修行を受けた主人公タケシは、一人で七つもの種類の化身(炎の化身とか水の化身とか)に変身できるようになる。まぁなんとも贅沢なヒーローである。
そして彼が戦うのは、日本征服をたくらむMr.K(ミスターケイ)率いる「死ね死ね団」である。
このネーミングはどうもふざけてつけたわけではないらしいことが、劇中ひしひしと伝わってくる。円○プロはこれでも大真面目だったのだ。
死ね死ね団はしばしば、日本の「経済」を崩壊させようとする。
例えば、偽札を日本中に大量にばら撒き、物価を極端に上昇させようとしたりする。
タケシはレインボーマンの力を使い、幹部とかを倒してそれをことごとく阻止する。
また、死ね死ね団は「日本孤立化作戦」みたいなことをする。
例えば、日本に訪れた外国の親善大使を殺し、日本の治安はひどく悪いと外国に知らしめようとしたりする。
この番組はこども向けのはずなのだが・・・こんな作戦はこどもにうまく伝わるだろうか・・・。
いやしかし、円○プロは大真面目だ。劇中にはそんな思いがにじみ出ている。
一話中に戦い(レンボーマン活躍のシーン)があるとは限らないのがこの作品のリアルなとこである。
上記の偽札の時には、物価の上昇に苦しむ庶民がかなりの時間を費やして描かれていた。
米を奪い合うシーンは戦争映画を見ているようであった。いやしかし、昭和の設定である。それでもプロは大真面目だ。
語りだしたキリがない、この魅力だらけの作品。機会があったら見てネ。